欲しい物はいつでもガラスの向こう側

私はいつだってオンリーワンである。

私は誰の主役にもなれないし、誰も私の中で主役になることは出来ない。

何故なら私は変われないのだ。誰かのようになりたいと願いながら、心の奥では変わることを拒絶していた。自分のことを嫌いながらも心の奥では溺愛していた。

そのことに気付くのに少し時間がかかってしまったが、気付いてからは少しは気持ちが楽になったように思う。

無理に変わろうとしなくなったし、自分のことを愛せるようになった。

それもこれも私が1番肝心な部分から目を逸らしているから。つまり、妥協の結果が今の私なのだ。

要するに、現実逃避の果てに今の私があるのだ。

自分の中の1番醜い部分と戦う力が今の私にはもうない。おそらくこれから先の私にも。

人には自分自身と向き合い、戦うべき時期があるし、その機会は人生においておそらくそう何度も訪れるものではない。

だから私はもうずっとこのままである。 良くも悪くも私は私なのである。

誰か読むんだ、こんなの。

タイトルなんていらない

私は所謂ナルシストではないのだけれど、自分の中の世界というものを大事にしている、というか愛している。
その中には架空の町が存在しており、私の愛すべき人々が暮らしている。
ドーナツショップの店員、学生、猫、と年齢性別種族も様々である。
そこでは今日もいろいろな事件が起こっている。そしてそれは、初めのうちは私が起こしていたのだが、今では私が手をかさなくても事件が起こるようになったのだ。事件がもう一つの事件をうみ、そこからまた新しい事件や人々が生産されているのだ。
今、私はそれをなんとか記録に留めて形にしようとしている最中である。
それはとても大変だけれど、楽しい作業でもある。
いつか私の中の物語を誰かに聞かせたい。そしてその人が楽しんでくれたらそれに勝る喜びはないのだけれど。