タイトルなんていらない

私は所謂ナルシストではないのだけれど、自分の中の世界というものを大事にしている、というか愛している。
その中には架空の町が存在しており、私の愛すべき人々が暮らしている。
ドーナツショップの店員、学生、猫、と年齢性別種族も様々である。
そこでは今日もいろいろな事件が起こっている。そしてそれは、初めのうちは私が起こしていたのだが、今では私が手をかさなくても事件が起こるようになったのだ。事件がもう一つの事件をうみ、そこからまた新しい事件や人々が生産されているのだ。
今、私はそれをなんとか記録に留めて形にしようとしている最中である。
それはとても大変だけれど、楽しい作業でもある。
いつか私の中の物語を誰かに聞かせたい。そしてその人が楽しんでくれたらそれに勝る喜びはないのだけれど。